スモールビジネス(個人事業主・フリーランス・中小企業)のWEBサイト(ホームページ・ブログ)を見ると、ブログ記事が「日記」のようなものが多いと感じます。
日記が悪いわけではありませんが、検索エンジンからの集客(SEO)を考えると効果的ではありません。
そこでこの記事では、WEBサイトで記事を書く場合に最低限気をつけておきたい内容とともに、記事を書く手順をまとめておきます。
具体的に気をつけたいポイントは次の通りです。
- 何を伝えたい記事なのか決める
- その内容を調べたい人が検索するキーワードを考える
- キーワードをもとに記事タイトルを考える
- 伝える順番を考える
- キーワードを意識して見出しを書く
- 見出しごとに詳細の記事を書く

SEOは様々な要素があるので一概にはいえませんが、キーワードと文章の構成を意識するだけで検索結果は随分変わりますよ。
この記事の書き方はWEBサイトに必要な3つのコンテンツの記事のなかの「集客コンテンツ」向けです。
それでは具体的にみていきましょう。
記事で伝える内容を決定する
まずすべきことは記事を通して何を伝えたいのかを決定することです。
スモールビジネス(個人事業主・フリーランス・中小企業)の集客用WEBサイトを想定しているので、内容は次のようなものになるでしょう。
- 見込み客の悩みに関する答え
- 自分の専門知識の解説
- よくある質問とその回答
見込み客は検索エンジンに「質問」をして「回答」を求めているので、基本的にはQ&Aを意識した記事を書くと良いでしょう。
その際のポイントは次の通りです。
- 1記事に対して内容は1つにする
- 1問1答を意識して完結な結論を考える
- 具体的に説明するために必要な要素を考える
上記の内容をザックリと決めることができれば、記事として文章で説明できるはずです。

実際のお客さんと会話をしているイメージをつくると良いかもしれませんね。
記事の内容を調べるキーワードを考える
何を書くのかが決まれば、その内容について検索エンジンで調べる時に使う「キーワード」を考えてみましょう。
例えば「白髪染めを自分でする方法」を調べたい人は「白髪染め 方法」などと検索するでしょう。
さらに「女性向け」が良い場合は「白髪染め 方法 女性」などと入れるかもしれません。
このように、記事を書く前にキーワードを意識することで、検索エンジン対策(SEO)を自然に取り入れることができます。

ポイントはどんな意図を持って、どんな検索キーワードを使うか考えることです。
検索する意図に回答する内容が、そのまま記事の内容になりますよ。
検索するキーワードをもとに記事タイトルを検討する
キーワードが決まれば、そのキーワードが自然に配置された「記事タイトル」を考えましょう。
記事タイトルにキーワードが入っていることが基本的な 検索エンジン対策(SEO)になります。
検索する意図が「女性の白髪を上手に、自分で染めたい」という場合は、どんなタイトルが良いでしょうか?
いくつか考えてみましょう。
- 長い髪の女性でも失敗しない!自分でできる白髪染めの方法
- 女性におすすめ!白髪染めを自分でする方法を解説
- 白髪染めの上手なやり方は?ロングヘアーの女性向けの方法をプロが解説
このタイトルはザクッと考えただけですが、実際に検索してみて上位表示されている記事のタイトルを参考にするのも良いでしょう。

タイトルにキーワードを自然に入れるのがポイントです。
無理やりたくさんのキーワードを入れ込むのは不自然ですし、逆効果になるかもしれません。
どの順番で記事を書くのか決める
タイトルが決まれば、詳細記事を書いていきます。
まずはどんな順番で説明すれば良いかをザックリ考えてみましょう。
ポイントして「簡単な結論」は一番はじめに書くべきです。答えがすぐ分かるようにして、さらに詳しく知りたい人向けに具体的に書く流れが良いでしょう。
次のような感じでしょうか。
- 簡単な結論・概要・ポイントなど
- 白髪染めに必要な道具
- 白髪染めを自分でする注意点
- 具体的な白髪染めの手順
- まとめ(簡単な結論・概要・ポイント)
- 自分のサービスへの誘導

あくまで集客が目的なので、最後に自分のサービスへ自然に誘導するのもポイントです。
例えば「やっぱり自分で白髪染めをするのが不安な方は、当店にご相談くださいね。→ 電話番号」とかですね。
検索キーワードを意識して見出しを決める
さて書く順番が決まったら、それぞれの見出しも関連キーワードを意識して考えてみましょう。
見出しの含まれるキーワードも検索エンジン対策(SEO)になるので、自然な感じでおりこんでいくのがポイントです。
次のような感じでしょうか。
- 自分で白髪染めするために必要な道具は?
- 白髪染めを自分でする時に注意すべき3つのポイント
- 自分で白髪染めをする具体的な手順
WEBサイト(ホームページ・ブログ)の良い点は、印刷物と違い気軽に内容を更新できることです。
検索エンジンでうまく上位表示できない時は、見出しを変えてみたり試行錯誤してみましょう。

結局WEB集客は試行錯誤が大切です。WEBサイトを効果的に運用・改善する方法の記事も参考までにご一読ください。
見出しごとに記事の詳細内容を書く
タイトルと見出しが決まれば、あとは自分の言葉で文章を書いて説明していきましょう。
実際にお客さんにお話するような感じで、説明文を書くだけでも十分伝わるのではないでしょうか。
意識しておきたいポイントとしては、次の通りです。
- 指示語(それ・それら)などを使って語句を省略しない
- 一文を短く区切る
- 箇条書きを利用して完結に書く
指示語を使わない理由は「キーワード」として文章に含めるためです。
また最近はスマホでWEBサイト(ホームページ・ブログ)を読む人がほとんどです。一文が長いと折り返しが多くなり、読みにくくなります。
同様に箇条書きで書くことで、読みやすくポイントをつかみやすくなるので、おすすめです。

検索エンジン対策(SEO)を少し意識して、読みやすさを考えて文章を書くのがポイントです。
検索エンジン(SEO)意識して顧客目線で記事を書こう
簡単にまとめると、検索エンジンに目的を伝えつつ、顧客が答えを知ることができ、読みやすく、記事を書こう!ということです。
書き方のポイントをもう一度まとめておきますね。
- 何を伝えたい記事なのか決める
- その内容を調べたい人が検索するキーワードを考える
- キーワードをもとに記事タイトルを考える
- 伝える順番を考える
- キーワードを意識して見出しを書く
- 見出しごとに詳細の記事を書く

スモールビジネス(個人事業主・フリーランス・中小企業)向けのWEBサイトの作り方・考え方は、WEBサイトの作り方マニュアルをご覧ください。