スモールビジネス(個人事業主・フリーランス・中小企業)としてWEBサイトを作る目的は、商品やサービスを売るための集客である場合がほとんどなはずです。
そして集客をするためにはWEBサイトの中身となるコンテンツを、しっかりと考えて作る必要があります。
そのコンテンツは大きく分けて次の3つです。
- 情報コンテンツ(事業の内容を正確に伝える)
- 成約コンテンツ(商品の魅力を伝えてアクションを起こさせる)
- 集客コンテンツ(問題解決策を提示してWEBサイトに人を集める)

3種類のコンテンツを作るには、まずゴールを明確にすることが大切。
その理由は「WEBサイト作成時にゴールを明確にすべき理由」の記事で詳しく書いているので、読んでみてください。
めざすゴールを明確にした上で、自分の事業のターゲット(ペルソナ)の持つ問題を解決できるコンテンツを作っていくことが重要です。
それでは、集客に成功するWEBサイト(ホームページ・ブログ)に必要な3つのコンテンツを詳しくみていきましょう。
情報コンテンツとは?(事業の内容を正確に伝える)
情報コンテンツとは、事業の内容を正確に伝える情報ページのことです。
例えば次のような内容です。
- 事業概要(誰が・いつから・何を販売しているのか)
- ビジョンや想い(なぜ・何のために事業を行っているのか)
- 商品・サービス概要(どんな商品なのか・価格はいくらなのか)
- 実績(どんな仕事をしてきたのか・どんなメディアに掲載されたのか)
- お客様の声(商品・サービスでお客様はどう良くなったのか)
事業を紹介するパンフレットのような内容を作るということです。
ちなみに、はじめに「情報コンテンツ」を作ってしまうだけで、WEBサイトとしての形は作ることができるので、情報コンテンツができた段階で一度公開してしまうと良いでしょう。
その意味でも、まず作るべきコンテンツは「情報コンテンツ」です。

どんな事業をしているのか、どんな人がしているのかを正確に理解できることが大切です。
成約コンテンツとは?(商品の魅力を伝えてアクションを起こさせる)
成約コンテンツとはWEBサイトを訪れた人に「アクションを起こさせるページ」です。
アクションとは、WEBサイトに設定したゴールのことで次のようなものになるでしょう。
- メールフォームからのお問い合わせ
- オンラインショップでの商品購入
- 電話でのお問い合わせ
- メールマガジンの購読開始
- LINE@の友達登録
このゴールであるアクションを起こすための成約ページをLP(ランディングページ)ともいいます。
具体的には次のような内容を、最適な順番で書いていきます。
- 注意換気(興味を持ってもらうためのキャッチコピー)
- 結果(どんな問題がどうなるのか)
- 証拠(なぜ問題が解決するのか・科学的根拠などのデータ)
- 共感(実際に利用したお客様の声)
- 信頼性(新聞・メディア掲載実績・肩書きなど)
- ストーリー性(商品・サービスを提供するに至った経緯・想い)
- クロージング(いま購入すべき理由)
- 安心感(返金保証やサポートなど後押しする内容)
ランディングページの作り方は、次の書籍が具体的で分かりやすいので参考にしてください。

この成約ページでアクションを起こしてもらうために、その他のコンテンツを作っていく必要があります。
そしてこの成約ページを作るためにもゴールは明確でないとダメなのです。
【参考】WEBサイト作成時にゴールを明確にすべき理由
集客コンテンツとは?(問題解決策を提示してWEBサイトに人を集める)
WEBサイト(ホームページ・ブログ)は作って公開しただけでは人が集まってきません。
SNSなどを使うのも一つの方法ですが、まずは検索エンジン(Google・Yahoo!など)で検索して見つけてもらえることが大切です。
これをSEO(Search Engine Optimization)といい、「検索エンジン最適化」という意味です。
手法は様々ですが、当サイトでは「検索される疑問」に対する「答え」が書いてあるページを「集客ページ」とします。
例えば美容室のWEBサイトを作るとしましょう。どんなページを作れば人が集まるでしょうか?
僕は次の3つのタイプのどれかを作ることをおすすめします。
- Q&A型(顧客から良く質問されることに回答する記事)
- 辞書型(関連する用語や商品を調べやすく整理した記事)
- ツール型(条件で検索できたり便利に使えるコンテンツ)
具体的にはQ&A型で集客に成功している美容院のWEBサイトが参考になるので、分析してみてください。
Q&A型とツール型の組み合わせのようになっており、便利に使えるWEBサイトになっています。
【参考】町田美容院の知恵袋

町田美容院の知恵袋は他の業種にも応用しやすいと思うので、集客コンテンツを考えるためにベンチマークしてみてください。
集客ページで人を集めたら、そのページから「成約ページ」へのリンクを貼っておきましょう。
記事の一番下にバナー画像と簡単なキャッチコピーを入れてボタンを設置しておきます。これをCTA(コール・トゥ・アクション)と言います。
検索エンジン対策(SEO)を意識した記事の書き方については、次の記事も参考にしてみてください。
【参考】検索エンジン対策(SEO)を意識した記事の書き方
SEOを学べる本
SEOについては次の本が詳しく分かりやすいです。見開き1ページごとに1項目の解説がされており、参考資料として利用できるのでおすすめです。
コンテンツづくりに役立つ本
次の2冊はWEBサイトのコンテンツを作るのに必要な考え方がストーリー形式で読めるおすすめ本です。
ぜひ一読することをおすすめします。
まとめ|3つのコンテンツを設計してWEBサイトを作ろう
スモールビジネスの集客にWEBサイト(ホームページ・ブログ)を作る場合は、この3つのコンテンツを意識して作成しましょう。
僕の個人的な意見ですが、コンテンツは業者に頼まず「自分で試行錯誤して作る」方が結果がでやすいと思います。
なぜなら商品・サービスはもちろん、顧客の抱える問題についても一番良く知っているのは自分自身のはずだからです。
そして「想い」が強いのも自分自身のはずなので、手間はかかりますが「自分の言葉で語る」のが良いと思います。
また費用対効果の面でも自分でWEBサイトを作るのはおすすめです。
【参考】スモールビジネス事業者が自分でWEBサイトを作るべき理由とは?

当サイトのWEBサイトの作り方の記事では、順を追ってWEBサイトやコンテンツの作り方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。