スモールビジネスをしている人がWEBサイト(ホームページ・ブログ)を作るときに、まず思いつくのがWEB制作会社や個人のWEBデザイナーに依頼することだと思います。
しかし特に小規模事業者の場合は、WEBサイト(ホームページ・ブログ)は、まず自分で作ることをおすすめします。
理由は次の通り。
- WEBサイトは運用(更新・改善)が一番大切
- WEBサイトを「自分で作成・更新・修正」するとノウハウが身につく
- WEBサイトを依頼して作ると「作りっぱなし」になることが多い
- WEBサイト作成・運用を依頼するより低予算で作成できる

WEBサイト(ホームページ・ブログ)はリアルタイムで更新・改善できるのがメリット。学びながら自分で試行錯誤すれば、はじめは難しくても、任せっきりで放置になるより確実に効果がでます。
では、1項目づつ説明していきます。
WEBサイトは運用(更新・改善)が一番大切
WEBサイトを作るということは、作る目的があるはずです。
そしてその目的を達成するためには、しっかりと運用(更新・改善)することが一番大切です。
しっかりと運用(更新・改善)するためには、WEBサイトの運用スキルをしっかりと身につけて、リアルタイムで改善できることが大切です。
自分でWEBサイトを立ち上げることで、インターネットやWEBサイトの仕組みも理解でき、更新を続けることで、何を改善すれば良いかが分かってきます。
WEB制作会社やWEBデザイナーに依頼するのは、自分にある程度のスキルが身についてから、自分が対応できない部分を外注するのが一番効率的です。
自分が分からないまま依頼すると、結果のでない「ただキレイなだけ」のWEBサイト(ホームページ・ブログ)になる可能性が高いです。

もちろん、更新・運用のこともサポートしてくるWEB制作会社やWEBデザイナーの方もいます。ただ、どうしても自分で作るより金額は高くつきますし、スモールビジネス的に自分がスキルアップするべき「運用ノウハウ」を身につけにくいです。
WEBサイトは「自分で作成・更新・修正」するとノウハウが身につく
WEBサイトを自分で作成・更新・修正していると、スモールビジネス事業者にメリットのある多くのノウハウ・スキルが身につきます。
例えば次のようなノウハウ・スキルです。
- インターネット・WEBサイトの仕組み
- 検索エンジンでヒットさせるノウハウ(SEO)
- マーケティングの知識・技術
- 分かりやすいデザイン・レイアウトの知識・技術
- 効果のあるWEBサイト・デザイン制作物などを発注するスキル
上記のノウハウ・スキルはスモールビジネス事業者にとって、非常に重要です。
なぜなら、リスクヘッジのために新しい事業をはじめたときや、キャンペーンやイベントなどの企画を実施するときにスムーズにスタートすることが可能になるからです。
スモールビジネス事業者(個人事業・フリーランス・中小企業)は、今の事業をずっと続けられないかもしれません。
景気やAIの発達などで別事業をはじめたり、複数の事業を同時に行う必要もあるかもしれません。
大企業であれば資本を投下して、そのリスクに対応できるかもしれませんが、スモールビジネスはそうはいきません。
集客できなければ事業は成り立たないので、その基礎となるノウハウ・スキルを身につけることは重要です。

WEBサイト(ホームページ・ブログ)を運用することは、マーケティングスキルを身につけるためにもメリットです。時間はかかるかもしれませんが、試行錯誤して身につける価値はありますよ。
WEBサイトを依頼して作ると「作りっぱなし」になることが多い
WEBサイト制作会社やWEBデザイナーに依頼してWEBサイト(ホームページ・ブログ)を作ることは悪いことではありません。
むしろ「経営」という観点からみれば、できないこと・時間のかかることを外注して効率化することはメリットも大きいです。
しかし「分からないから外注」すると、「作りっぱなし」になってしまい、効果がでない場合が多いです。
理由は次の通りです。
- 見た目はキレイだが、パンフレットのような内容しか掲載されていない
- 更新の仕方が分からないので更新できない(外注すると時間・費用がかかる)
- 更新しないからアクセスも増えず、問い合わせもない
- デザインに注力しているが、集客できる情報・コンテンツになっていない
外注する場合は自分自身がWEBサイト(ホームページ・ブログ)を作る目的をしっかり理解しており、かつ何をすれば良いか分かっており、さらにリアルタイムで改善できるスキルが必要です。
そのためにはまず、苦労してでも自分で試行錯誤してみることが大切です。
お金をかけてキレイなWEBサイトを作ってもアクセスがなければ全く意味はないのです。

スモールビジネスの場合は特に、自分でWEBサイトを作り、実験しながらスキルを身につけるべきです。スキルが身につけば、外注して効率化するのもありです。例えばオリジナルデザインとか記事作成をライターに依頼して、自分がディレクター的なポジションになれば良いでしょう。
WEBサイト作成・運用を依頼するより低予算で効果を出せる
WEBサイト作成を依頼すると、個人のWEBデザイナーであっても5〜10ページ程度のものでも15万円〜数十万円はかかります。
またドメイン(ホームページの住所のようなもの)やレンタルサーバー(データを入れるインターネット上の場所)や、業者への更新費用などのランニングコストがかかります。
しかしWordPressというシステムを使って自分で作成すれば、多く見積もっても年間5万円もあれば費用的に十分足ります。
費用的には圧倒的に自作の方が安く上がります。

安く上がった費用をWEBサイト作成のスキルやマーケティングスキルの自己投資するのがおすすめ。長い目でみると非常に役に立つ資産に育つはずです。
WEBサイトを自分で作るデメリット
これまで自分でWEBサイト(ホームページ・ブログ)を作るべきだ!と書いてきましたが、最後にデメリットも書いておきます。
主なデメリットは次の通り。
- はじめての場合はWEBサイト作成に苦戦する
- 試行錯誤しながらなので効果が出るのに時間がかかる
- デザインが思った通りにならない可能性がある
- 文章や構成を自分で考える必要がある
以上のデメリットはありますが、最後にノウハウ・スキルが残ることを考えると、スモールビジネス事業者(個人事業・フリーランス・中小企業)の場合は、まず自分でWEBサイト(ホームページ・ブログ)を作ることをおすすめします。

当サイトのWEBサイトの作り方の記事では、順を追ってWEBサイトやコンテンツの作り方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。